2007,12,10

第21話  
嗚呼さんぱつ屋 事件

2007 12 10

昨日K−1を見た。
ジェロム・レ・バンナからだったので後半部分から見たのだろう。
格闘技好きではないので、あんまり知らないが、
アンディフグが生きていた頃は、よくみたもんだ。

バンナも弱くなったなぁって言ったら、
息子に「こいつには、誰も勝てん。2m12の空手マンやで」って言われた。
(バンナの相手は、セーム・シュルトと言って近年絶対王者といわれてるらしい)
そういや、異常にデカイ。スバシコイので気がつかなかった。
昔、プロレスでもアンドレは無敵だった。でもノロかった。
しかし、こいつは、早い。強いのもうなづける。

さらに、このシュルトに老いたりとは言え、あのアーネストホーストが、
なす術なく、判定負け。時代も変わったもんだ。

準決勝第2試合、ん? 何かの間違いでピーターアーツが・・・。
藤原ノリカ絶叫解説。たぶん、アーツファンなのだろう。ボクもそうである。
(K−1を応援解説させたら、やはりNO1だ)
もうダメやろうと思っていたら、強ェ〜。極真王者をKO。
「20世紀最強の暴君健在ィ〜〜〜〜」
ってアナウンサー絶叫。ノリカも絶叫。会場、絶叫。
今もファンは多いみたい。

そして、そして、決勝、アーツ対絶対王者シュルト。
ど〜見ても、アーツ圧倒的な負け、KO負け必至、
と誰もが思っているが口には出さない。
自らがヘビー級なのに見上げた頭上から繰り出される
リーチ差20cm超のパンチは、ボクサーには致命的だ。恐怖が先に立つ。

先の見えた勝負にも無常にゴングは鳴る。
だが、会場の声援は奇跡への叫びに変わった。
アーツが行く、
あのバンナが、あのホーストが、
一太刀も浴びせる事ができなかったシュルトの顔面へ、
暴君のコブシが行く、露骨に嫌な顔を見せ引くシュルト。
もしかすると・・・とも思わせる。
ワンツー、宝刀ローキック、もちろん、劣勢にはまるで変わりない。
ひとたび、攻められると、アッと言う間に追いこまれてしまうのだ。
でも、ピーターアーツは、アゴをひきボクサースタイルで、前へ前へと行く。

2R目、アーツのひざが落ちる。でも、闘志は、落ちない。
もう、涙が出る。なぜだろう。
アーツが立つ、巨人のパンチを受けながら、ひたむきに前に進む。
リングに立つ、2人の光景、このアングルをかつて見たような気がした。

カメラが、会場の中で、立ってアーツに向って叫ぶバンナを写す。
思い出した。ロッキー4だ。
無敵のロシアボクサーに立ち向うロッキーにそっくりだ。
バンナは、ロッキー3炎の友情 のアポロがのりうつる。

結果は、映画のようにいかなかったが、
たった9分だったけど、映画以上に感動した。

最近、話題ばっかり先行して、結局つまらなかったバトルが多かった中、
すばしいファイトだった。会場行ってた人は超ラッキーやね。
かわいそうなのは、シュルトだ。
優勝して、コーナーに立ち、拳を突き上げるが、声援パラパラ。
当分、敵役やね、体を生かした強すぎは・・・・。


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